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海外ドラマ用語集|アメリカTV業界用語と日本上陸までの流れ

海外TVドラマ全般
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日本未上陸の海外ドラマを追っていると、どうしても海外メディアの記事が中心なので「ミッドシーズン」「L+7」「バックオーダー」とか日本では聞き慣れない言葉に多く出会いがちです。

これらは業界用語であると同時に、それぞれの作品がいつ日本で見られるのかを判断するための手がかりでもあります。

たとえば「この作品はミッドシーズンに回された」なんていう表現からは、日本上陸が数ヶ月遅れることが示唆されます。「バックオーダーで全22話に拡大」は、吹替の制作期間が伸びるので上陸が遅れるという意味でも解釈できます。

本記事では、海外ドラマを見るうえで実際に役立つ用語を、3カテゴリに整理してみました。この用語をもとに海外ニュースから海外ドラマの日本上陸の予測に役立てましょう!
※用語集は随時、更新予定です。

アメリカTVドラマの日本上陸までの流れ

米国で9月に始まったドラマが日本に届くまでには、おおよそ次の流れをたどります。

① 米国で9月に秋シーズン開始
    ↓
② 視聴率次第で話数が確定(バックオーダー)
    ↓
③ 翌年5月にシーズン終了
    ↓
④ 日本語吹替・字幕を制作
    ↓
⑤ 日本上陸(WOWOW/J:COMなど)

このうち「④」が省略できない工程である点が重要です。話数が確定するまで吹替の収録も始められないため、米国で放送が終わってから数ヶ月遅れて日本に来るというのが標準的なパターンになります。

FBIシリーズの実績では、米国放送から約10ヶ月〜1年2ヶ月で日本上陸してきました(『FBI: Most Wanted』は約1年2ヶ月、『FBI: International』は約10ヶ月)。

こうした流れがあることを踏まえたうえで、アメリカのドラマのシーズンの流れや各シーズンの話数、その人気度を測る指標など、順を追って関連する3カテゴリーの用語を解説しますね!

【放送・編成】

このカテゴリは、個人的には日本にいつ上陸するかという観点で重要だと考えています。しれっと冒頭の日本上陸までの流れで「秋シーズン」と書いてしまいましたが、アメリカでもっとも新作が始まるシーズンが9~11月なのです。

こうした時間軸の流れを理解しておかないと、日本のように春夏秋冬で各ドラマが制作されるのが主流と勘違いしてしまうかもしれませんね。

用語意味
地上波(Broadcast)CBS・NBC・ABC・FOX
ケーブル(Cable)有料専門チャンネル
秋シーズン9月〜11月
新作が最も多く始まる時期
ミッドシーズン1月〜3月
アップフロント毎年5月の編成発表
ここで秋の新作と打ち切りが一斉に決まる
スイープス視聴率調査月(11月・2月・5月・7月)
この月は大物ゲスト・衝撃展開が集中することも
バックオーダー追加発注される話数
更新次シーズンの制作決定
打ち切り次シーズンなし
on the bubble更新か打ち切りか瀬戸際
スピンオフ人気作から派生した新シリーズ
クロスオーバー複数作品の共演回

【シーズン・エピソード】

米国では1年ごとの放送単位を「シーズン」と呼び、日本ではこれを「シリーズ」と呼ぶことがあります。同じ作品でも、サイトによって「シーズン3」だったり「シリーズ3」だったりしますが、どちらも同じ内容を指していると考えて差し支えないでしょう。

用語意味
シーズン(Season)1年間の放送単位
エピソード(Episode)1話
S1E1/1×01シーズン1の第1話
プレミア初回放送
シーズン・フィナーレシーズンの最終話
シリーズ・フィナーレ作品そのものの最終話
リミテッド・シリーズ全話数が決まっている作品
アンソロジーシーズンごとに物語・キャストが変わる
クリフハンガー謎を残して終わる展開

また米国地上波のドラマは全18〜22話、配信オリジナルは6〜10話が標準です。1話40分のドラマが全22話なら、単純計算で約15時間です。毎日1話ずつなら3週間以上かかります。一方、配信オリジナルの全8話なら5〜6時間で見終わります。

特にミステリーやサスペンスは、途中で止めると伏線を忘れてしまうこともあったりしますよね、そんなときのため、一気に見られる作品かどうかという視点で話数は気になります。

【視聴率・データ】

「米国で〇〇万人が視聴」という数字を見かけたとき、そのまま鵜呑みにすると判断を誤ります。視聴データには複数の種類があり、「視聴者数」「世帯数」「視聴回数」「分視聴」はそれぞれ別物で、単純に比較できません。

用語意味
ニールセン(Nielsen)米国の視聴率調査会社
世帯視聴率テレビ所有世帯のうち何%が見たか
個人視聴率個人ベースの視聴率
P2+2歳以上の全視聴者数
18-49(デモ)18〜49歳の視聴率
リニア放送時間どおりの視聴
マルチプラットフォーム視聴放送+配信の合算
L+3/L+7/L+35放送後3日/7日/35日以内の視聴を含む
C3/C7CMの視聴率を3日/7日以内で集計
分視聴(Minutes Viewed)総視聴時間(分)
視聴回数(Views)総視聴時間 ÷ 作品の総再生時間

視聴率の数字は種類が多く、発表元によって定義もバラバラです。たとえばNetflixの「視聴回数」は、Netflix公式が「総視聴時間を作品の時間で割ったもの」と説明している独自の指標で、他社の数字と並べて比較することはできません。

最近では、放送+配信の合算であるマルチプラットフォーム視聴を各局が公表することも増えてきました。やはり視聴者の視聴実態がテレビだけでなく、NetflixやAmazon Prime Videoなど配信プラットフォームも活用しているということを踏まえてのことなのかなと思います。

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