「SHERLOCK」でベネディクト・カンバーバッチ演じるシャーロックの兄・マイクロフト・ホームズを演じていたのは、マーク・ゲイティスです。この俳優は誰なのかと気になった人も多いのではないでしょうか。
実はゲイティスは俳優としてだけでなく、「SHERLOCK」そのものをスティーヴン・モファットとともに生み出した脚本家・プロデューサーでもあり、イギリスを代表するクリエイターの一人です。
この記事では、「SHERLOCK」での役どころとあわせて、マーク・ゲイティスのプロフィールを海外メディアの情報をもとに徹底調査してご紹介します。
マーク・ゲイティスが登場するSHERLOCK
SHERLOCKの概要とあらすじ
「SHERLOCK」は、2010年から2017年にかけてBBCで放送されたイギリスのテレビドラマで、アーサー・コナン・ドイルの名作『シャーロック・ホームズ』シリーズを現代のロンドンに置き換えて描いた作品です。
スティーヴン・モファットとマーク・ゲイティスが制作を手がけ、全4シーズン12話に2016年のスペシャルエピソードを加えた計13話が放送されました。
主人公は、類まれな観察眼と推理力を持つシャーロック・ホームズ。アフガニスタンでの従軍から帰還した軍医ジョン・ワトソンと出会い、スマートフォンや科学捜査など現代ならではの要素を取り込みながら数々の難事件を解決していきます。シャーロックをベネディクト・カンバーバッチ、ワトソンをマーティン・フリーマンが演じ、世界中で大ヒットしました。
SHERLOCKに登場するマイクロフト・ホームズ
マイクロフト・ホームズは、シャーロックの兄で、政府の中枢で働くエリートです。
動くことを嫌い、傘を手に悠然と現れる姿が印象的なキャラクターで、シャーロックが殺人の罪に問われそうになった際には国外追放の手配を取りつけるなど、権力と知略を備えた人物として描かれています。
このマイクロフトを演じるのが、作品の共同制作者でもあるマーク・ゲイティスです。ゲイティスはプロデューサーとして全話に関わるだけでなく、いくつかのエピソードの脚本も執筆しています。
マーク・ゲイティスの基本情報
マーク・ゲイティスのプロフィール
まず、マーク・ゲイティスの基本プロフィールを表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | マーク・ゲイティス(Mark Gatiss) |
| 生年月日 | 1966年10月17日 |
| 出身地 | イギリス・イングランド ダラム州セッジフィールド |
| 職業 | 俳優・脚本家・プロデューサー・小説家・コメディアン・演出家 |
| 学歴 | ブレットン・ホール・カレッジ(リーズ大学)演劇芸術科卒業 |
| 代表作 | 『SHERLOCK』『リーグ・オブ・ジェントルマン』『ドラキュラ伯爵』『ドクター・フー』 |
マーク・ゲイティスは、1966年10月17日にイングランド北東部のダラム州セッジフィールドで生まれました。俳優・脚本家・プロデューサー・小説家とマルチに活動し、コメディからシリアスドラマ、舞台、映画まで幅広いフィールドで活躍しています。『SHERLOCK』でBAFTAテレビ賞を受賞したほか、舞台ではオリヴィエ賞を2度受賞するなど、イギリスを代表する演劇人の一人です。
マーク・ゲイティスは結婚している?
ゲイティスは結婚しています。The Guardianによると相手は同じく俳優のイアン・ハラードで、2008年にロンドンのミドル・テンプルでシビル・パートナーシップ(同性カップルの関係を法的に認める制度)を結びました。
二人はインターネット黎明期にネット上で出会い、初めて会ったその日にゲイティスがプロポーズしたと本人がThe Timesのインタビューで明かしています。
マーク・ゲイティスの家族構成は?
家族について、父は炭鉱技師のモーリス・ゲイティス(1931〜2021年)、母はウィニフレッド・ローズ(旧姓オケイン、1931〜2003年)です。
本人はガーディアン紙のインタビューで「父方の家族は全員が坑夫だった」と語っており、労働者階級の家庭に育ったことを明かしています。
また、年上の兄が一人いることも本人のインタビューで明かされています。
マーク・ゲイティスの出身は?
ゲイティスは、イングランド北東部ダラム州のセッジフィールド出身です。その後トリムドンへ、さらに父の仕事の関係でヘイギントンに移り住みました。
子どもの頃から『ドクター・フー』やハマー・ホラー映画、シャーロック・ホームズの小説に夢中だったそうで、こうした趣味がその後のクリエイター活動に大きな影響を与えたと本人が語っています。
マーク・ゲイティスの学歴は?
地元のヘイギントン教会小学校、ニュートン・アクリフにあるウッドハム・コンプリヘンシブ校を経て、リーズ大学傘下の演劇学校だったブレットン・ホール・カレッジで演劇芸術を学び、1989年に卒業しました。
2024年12月には、文化と舞台芸術への貢献が評価され、その系譜を継ぐリーズ大学から名誉博士号を授与されました。ゲイティスは授与式で「北には特別なものがある。祝う価値がある」と出身地への思いを語っています。
マーク・ゲイティスの身長は?
身長は、映画データベースIMDbによると約186センチ(6フィート1インチ)とされています。劇中でも長身のシルエットが印象的な俳優として知られています。
マーク・ゲイティスの代表作は?
ゲイティスの代表作を挙げるなら、まず1999年に放送が始まったダークコメディ『リーグ・オブ・ジェントルマン』です。制作・脚本・出演のすべてを自ら手がけ、BAFTAテレビ賞やスイス・モントルーの黄金のバラ賞などを受賞しました。
そして世界中でヒットした『SHERLOCK』では共同制作とマイクロフト役を担当。その後もモファットと組んだ『ドラキュラ伯爵』(2020年、BBC/Netflix)や、『ドクター・フー』の脚本9エピソードと自身の出演など、英国ドラマの最前線で活躍し続けています。
また最近では「書店探偵ブック(原題:Bookish」で主演を務めていることも話題になりましたね!
まとめ
『SHERLOCK』でマイクロフト・ホームズを演じたマーク・ゲイティスは、俳優であると同時に、作品を生み出す側のクリエイターとしても活躍するイギリスを代表する演劇人です。2008年から俳優のイアン・ハラードとパートナーシップを結び、舞台で共演するなど、公私ともに充実した活動を続けています。
その経歴と代表作を見ると、『SHERLOCK』の世界を裏側から支えてきた人物だからこそ、マイクロフトという役柄にピタリとはまったキャスティングだったことがよくわかります。『SHERLOCK』を見返す際は、マイクロフトの登場シーンに注目してみると、新たな楽しみ方が見つかるかもしれません。

