気になる海外ドラマ作品の続き、既に海外では配信が始まっているのに、日本では見られない!検索しても出てこない!…なんてことあったりしませんか?
実はほとんどのケースでは、その海外ドラマ作品が日本未上陸のため、日本国内の配信サービスでは見れないというオチです。
今回は、既に海外のAmazon Prime Videoで配信されている海外ドラマ作品・シリーズを見る方法がないのか?あるとしたらどんな方法なのか?詳細を解説します。
【結論】日本未上陸の海外ドラマ作品・シリーズは日本国内で正規で見ることはできない!
非常に申し上げにくいのですが…結論から言うと、日本未上陸の海外ドラマ作品・シリーズを日本国内から正規に見る方法は、現時点では存在しません!
ですが、どうしても見たい!という熱量が高く、ある程度費用と時間をかけることができ、語学が堪能な方であれば、ひとつだけ合法かつ利用規約に反さず見る方法があります。
本ブログではその方法および、それ以外の方法の検討も含めてご紹介します。下記がその方法です!
| 方法 | 規約面 |
|---|---|
| ①海外渡航して現地で視聴 | 問題なし |
| ②国内からVPNで海外版にアクセス | 利用規約違反の可能性 |
| ③日本での配信を待つ | 問題なし |
【前提】なぜ日本未上陸作品はAmazon Prime Videoで見られないのか?
そもそもなぜ同じAmazon Prime Videoなのに、日本と海外で配信作品が異なり、日本では日本未上陸作品を見ることができないのでしょうか?
その答えは、技術的な判定と著作権の契約構造の大きく2つに起因しますので、詳細を理解しておきましょう。
理由1 IPアドレスでアクセス元の国を判定している
Amazon Prime Videoは、視聴者が接続しているIPアドレスから「今どの国にいるか」を判定し、その国で許諾された作品だけを表示しています。日本国内のプロバイダから接続している限り、日本のラインナップしか出てきません。
実際に、Amazonは利用規約を確認すると、下記のように明言していることが確認できます。
アマゾンは、お客様の地理的な所在地を確認するための技術を使用します。
(出典: Amazon Prime Video 利用規約)
理由2 配信権(ライセンス)は国・地域ごとに分かれている
映画やドラマの配信権は、世界一括ではなく国・地域単位で契約されています。ある作品の日本での配信権を他社が持っていれば、Amazonは日本では配信できません。
各配信サービスで「Amazon独占配信」「U-NEXT完全独占配信」などと謳っているケースがありますが、それは各配信サービスで当該作品の配信権を独占しているからなんですね。
また、日本では誰も権利を持っていなければ、Amazonの海外版で配信されていても日本版には入ってこない、ということが起こります。これが日本未上陸作品を日本で見ることができない最大のハードルと言えます。
理由3 独占契約・放送権・吹替制作の都合で上陸が遅れる
日本国内で放送局(WOWOWなど)が独占放送権を持っていたり、日本語吹替の制作を待っていたりする場合、配信開始まで半年〜1年以上かかることがあります。
つまり、現時点で日本未上陸であったとしても、それは一時的な状態であることも多く、いずれ日本でも見られる可能性があります。
日本未上陸の海外ドラマ作品・シリーズを見る方法とは?
とはいえ、既に日本で初期のシーズンは放映されていて最新作がまだ日本未上陸、なんてときは、どうしても最新シリーズが見たくなってしまいますよね。
ここからは、日本未上陸の海外ドラマ作品・シリーズを、どうにかして見ることができないのか?その方法をご紹介します。
方法① 海外渡航して現地で視聴する
日本未上陸作品を、規約に触れずに見る唯一といっても良いであろう現実的な方法がこれです。
「配信権(ライセンス)は国・地域ごとに分かれている」と説明しましたが、ライセンスが許可されており実際に配信されている国・地域に訪れて視聴するのは、何ら問題ありません。配信権は国・地域で設定されていますが、国籍・人種で規定されているわけではないので、日本人がアメリカに行って視聴することは可能なのです。
具体的な視聴手順
- 見たい作品が配信されている国へ移動する
- 現地に着いたら、日本のAmazonアカウントでそのままPrime Videoにログイン
- ラインナップが滞在国のものに切り替わっていることを確認
- 観たい作品を再生(必要なら英語字幕/CCをON)
Amazonの公式ヘルプの見解
Amazonは、海外滞在中の視聴について公式ヘルプで次のように説明しています。原文を日本語要約すると……
- Amazonプライム会員は、居住国以外の国でも一部のPrime Videoタイトルをストリーミング再生できる
- ただし海外では視聴できるタイトルの選択肢が変わりうる
- 対応端末であれば、渡航前に作品をダウンロードしておけば、世界中どこでもオフライン視聴できる
出典: 海外旅行先でPrime Videoを見ることはできますか?(Amazon.co.jp ヘルプ) / Can I Watch Prime Video If I Travel Abroad?
つまり、渡航先ではその国で配信されているラインナップを見ることになります。アメリカに渡航すればアメリカ版Prime Videoの配信作品にアクセスでき、そこで配信されている日本未上陸作品を視聴できるというわけです。
考慮すべきハードル1 日本語字幕はない!
海外版Amazon Prime Videoで配信されている作品の多くは、日本語字幕がついていません(配信権とセットで字幕も地域ごとに用意されるため)。当然、日本語吹替版はそもそも配信されていません。ここは正直に頑張るしかありませんが、負担は減らせます。
- 英語字幕(CC)をONにして、声を聴きながら文字も読むことで、音声だけより理解度が安定します。
- 事前にあらすじ・人物関係を予習しておく。特に前シーズンのあらすじや、キャストの人となりを理解しておくと、すんなりと話が入ってきます。本ブログの記事をご活用ください。
- どうしても理解が怪しい回は、帰国後に日本で配信した際に見直す前提で、流れだけ掴む割り切りもよいかもしれません。
考慮すべきハードル2 渡航期間が限られる!
渡航中は観光や仕事で時間が取れません。全話制覇を目標にしないのがコツです。限られた渡航期間を有効活用しましょう。
- 1話完結型の作品を選べば、飛び飛びでも楽しめます。
- (何をしに海外に行くのかというのもありますが、)現地の滞在時間は日本未上陸作品に集中投下するのが効率的です。
考慮すべきハードル3 渡航費用がかかる!
旅行のついでに視聴するのでなければ、視聴のためだけに往復の航空券代+現地宿泊費+食費などの諸経費がかかります。
そのなかでも一番お金がかかるのは航空券代(時期やエリアによっては宿泊費かもしれませんが)、それを少しでも抑える方法としては次の策が挙げられます。
- 航空券は間近になればなるほど高くなるので、早めに航空券を予約することで値段を抑えることができます。
- アメリカの場合は、本土ではなく、ハワイなどの離島を活用する方法もあります。その方が距離も近いので燃料も少なく本数も多いので、比較的安価に航空券を購入できます。
※数年前に訪れた際は現地のAmazon Prime Videoが見れたのですが、現在の状況やそれぞれの離島(ハワイ、グアム、サイパン等)の状況については各自で事前にお調べください。
方法② 国内からVPNでアクセスする
VPNを使えば海外版が見られるという情報を目にした人も多いでしょう。仕組みは事実ですが、規約面のリスクを理解してから判断してください。
VPNの仕組み
VPN(Virtual Private Network)は、通信を暗号化して指定した国のサーバーを経由させる技術です。たとえばアメリカのサーバーに接続すると、Amazonからは「アメリカからアクセスしている」ように見え、アメリカ版のラインナップが表示されます。仕組み自体は単純で、だからこそ世界中で利用されています。
VPNは法的には問題ないか?
日本ではVPNの利用自体は合法です。セキュリティ対策としてのVPNの活用は有用な手法でもあります。海外の配信サービスをVPN経由で視聴することが、それだけでただちに違法になるわけではありません。
Amazon利用規約的には問題ないか?
しかし、サービスとの契約(利用規約)は別問題です。所在地を偽って地域制限を回避する行為は、Amazonの規約で明確に禁止されています。
Amazon Prime Video利用規約の「地理的な変動性」の項には、次のように書かれています。
3.地理的な変動性
(出典: Amazon Prime Video 利用規約)
コンテンツ提供者による技術上またはその他の制限により、本サービスは、特定の場所でのみご利用になれます。本デジタルコンテンツ(本デジタルコンテンツの字幕版および音声吹き替え版を含みます)およびアマゾンがお客様に本デジタルコンテンツを提供する方法は、時間とともに、また、場所により、変更される可能性があります。アマゾンは、お客様の地理的な所在地を確認するための技術を使用します。お客様は、お客様の所在地を隠したり偽ったりする技術または手法を使用することはできません。
利用規約の中には「VPN」という単語はありませんが、「所在地を隠したり偽ったりする技術または手法」にVPNによる地域偽装が該当しうる可能性があります。
というのも、Amazonの公式フォーラムにて、海外からVPNでの視聴はサポート対象外である旨が回答されていることから、VPNが規約に記載のNGな手法とみなされるのではないかと考えられます(Amazonフォーラム)。
仮に利用規約に反したと判断された場合、最悪のケースではアカウント停止・制限といったこともありえるため、当ブログでは本方法は推奨しておりません。
方法③ その他に方法はないか?
これはもはや方法とは言えませんが、時間が解決するのを待つ、すなわち日本での配信開始を待つ方法です。最も確実で最も安価な方法です。
それ以外の手法としては、下記が挙げられますが、いずれも作品や配信プラットフォーム次第となります。
- 購入・レンタル
日本未上陸でも、日本のAmazonで個別に購入・レンタルできる場合があります。 - 他社VOD
その作品の日本での配信権をAmazon以外が持っていることがあります。U-NEXT・Huluなどの横断検索で確認しましょう。 - テレビ放送
日本の放送局が独占放送権を持っている場合、まずテレビ放送、その後に配信、という順番になることが多いです。
避けるべきなのは、違法アップロードサイトの利用です。 海賊版サイトでの視聴は著作権侵害にあたり、マルウェア感染のリスクもあります。絶対にやめましょう。
よくある質問(FAQ)
- Q日本未上陸の海外ドラマをAmazon Prime Videoで見る方法はありますか?
- A
日本国内から正規に見る方法はありません。
ただし、海外渡航して現地で配信されている作品であれば見ることができます。
- QVPNを使うのは違法ですか?
- A
日本ではVPNの利用自体は合法です。ただし、所在地を偽って地域制限を回避する行為はAmazonの利用規約で禁止されており、VPNの利用が規約違反にあたる可能性があります。
- QVPNを使うとアカウント停止になりますか?
- A
明確に停止されるとAmazonが公表しているわけではありません。
規約違反の可能性がある以上、リスクはゼロではありません。
- Q日本語字幕はついていますか?
- A
海外版で配信されている作品の多くには日本語字幕がありません。
英語字幕(CC)の利用や、事前にあらすじを予習しておくとよいでしょう。
まとめ
日本未上陸の海外ドラマ作品・シリーズを日本国内から正規に見る方法は残念ながらありません。ただし、海外渡航して現地で見る方法であれば、法律面・規約面・技術面いずれも問題なく可能です。
その一方で、日本語字幕がない、海外滞在時間が限られる、といったハードルはあるので、しっかりと作品について事前予習してから視聴するのがおすすめです。
とはいえ、「日本未上陸」と言っても、多くの場合は一時的な状態です。待てば上陸する作品もあるため、当ブログの日本上陸タイミングの予測もぜひご活用ください。


