2001年に放送が開始され、全世界で社会現象を巻き起こした海外ドラマ「24-TWENTY FOUR-」。その記念すべきシーズン1は、リアルタイムで事件が進行していくスリリングな演出と、息をつく暇もないどんでん返し続きで、今もなお海外ドラマ史に残る傑作として語り継がれています。
本記事では、シーズン1の全体的なあらすじから、各話の展開、そして複雑に絡み合う登場人物の相関関係まで、徹底的に解説します。これから視聴する方も、もう一度復習したい方も、「24」シーズン1の魅力を一緒に追っていきましょう!
※本記事にはネタバレが含まれますので、未視聴の方はご注意ください。
- 「24-TWENTY FOUR-」シーズン1とは?作品の基本情報
- 「24-TWENTY FOUR-」登場人物&相関図
- 「24-TWENTY FOUR-」シーズン1全体のあらすじ【ネタバレ注意】
- 「24-TWENTY FOUR-」シーズン1各話あらすじ概要
- 第1話(午前0:00-1:00)
- 第2話(午前1:00-2:00)
- 第3話(午前2:00-3:00)
- 第4話(午前3:00-4:00)
- 第5話(午前4:00-5:00)
- 第6話(午前5:00-6:00)
- 第7話(午前6:00-7:00)
- 第8話(午前7:00-8:00)
- 第9話(午前8:00-9:00)
- 第10話(午前9:00-10:00)
- 第11話(午前10:00-11:00)
- 第12話(午前11:00-12:00)
- 第13話(正午-午後1:00)
- 第14話(午後1:00-2:00)
- 第15話(午後2:00-3:00)
- 第16話(午後3:00-4:00)
- 第17話(午後4:00-5:00)
- 第18話(午後5:00-6:00)
- 第19話(午後6:00-7:00)
- 第20話(午後7:00-8:00)
- 第21話(午後8:00-9:00)
- 第22話(午後9:00-10:00)
- 第23話(午後10:00-11:00)
- 第24話(午後11:00-午前0:00)
- 「24-TWENTY FOUR-」シーズン1の見どころ&感想
- 【まとめ】海外ドラマ史に残る「24」シーズン1
「24-TWENTY FOUR-」シーズン1とは?作品の基本情報

革新的なリアルタイム形式
「24-TWENTY FOUR-」シーズン1は、2001年11月6日から2002年5月21日まで、アメリカFox放送で放送されました。1話が1時間、全24話で24時間を描くという、テレビドラマ史上類を見ないリアルタイム形式を採用しています。
Wikipediaによると、当初13話のみの発注でしたが、視聴率の好調を受けて残りの11話が追加発注され、最終的に全24話が制作されました。
物語の舞台設定
物語はカリフォルニア州大統領予備選挙の当日、午前0時から翌日午前0時までの24時間を描きます。史上初のアフリカ系アメリカ人大統領候補デイビッド・パーマー上院議員の暗殺計画を阻止するため、CTU(対テロユニット)ロサンゼルス支局のジャック・バウアーが奔走する姿を描いています。
「24-TWENTY FOUR-」登場人物&相関図
ジャック・バウアーの家族、勤務先のCTU、パーマー陣営や敵対勢力など、数々の登場人物が流れるように出てくるのが24の特徴です。各登場人物の詳細は別途まとめるとして、ここでは簡単に登場人物の相関図をご紹介します。
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│ デイビッド・パーマー上院議員 │
│ (暗殺のターゲット) │
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│シェリー │ │キース │ │ニコール │
│(野心的な妻)│ │(息子) │ │(娘) │
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│信頼関係
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│ ジャック・バウアー │
│ (CTU捜査官) │
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│ │ │
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│テリー │ │キム │ │ニーナ │
│(妻) │ │(娘) │ │(元恋人/ │
│[誘拐] │ │[誘拐] │ │ 内通者) │
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│現恋人
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│トニー │
│・アルメイダ │
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│ 敵対勢力:第一幕(第1-13話) │
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│アイラ・ゲインズ│
│(傭兵リーダー) │
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│雇用
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│ │ │
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│ケビン │ │ダン/ │ │ジャネット │
│・キャロル │ │リック │ │(キムの友人)│
│(偽ヨーク) │ │(誘拐犯) │ └──────────┘
└──────────┘ └────┬───┘
│
│同情→裏切り
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│キム・バウアー│
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│ 敵対勢力:第二幕(第14-24話) │
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│ビクター・ドレーゼン │
│(セルビア戦犯/黒幕) │
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│ │
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│アンドレ │ │アレクシス
「24-TWENTY FOUR-」シーズン1全体のあらすじ【ネタバレ注意】
第一幕:ゲインズの陰謀(第1話〜第13話)
物語は2つの大きな章に分かれています。
午前0時、CTUロサンゼルス支局に緊急情報が入ります。デイビッド・パーマー上院議員を狙った暗殺計画が進行中であり、さらにCTU内部に内通者が潜んでいるというのです。
ジャック・バウアーは、妻テリー、娘キムと久しぶりに平穏な時間を過ごしていましたが、緊急招集を受けて本部へ向かいます。一方、反抗期のキムは両親に黙って友人ジャネットと深夜のドライブへ出かけ、思わぬ事件に巻き込まれてしまいます。
傭兵集団のリーダーであるゲインズは、ジャックの妻と娘を誘拐。人質を盾にジャックにパーマー暗殺を強要します。ジャックは家族を守るため、そして国家の未来を守るため、極限の選択を迫られることに…
CTU内部では、ジャックの元恋人であり同僚のニーナ・マイヤーズや、トニー・アルメイダらが内通者の正体を突き止めようと奔走。第8話では、システムアナリストのジェイミが内通者として特定されます。
正午過ぎ、ジャックは単身でゲインズのアジトに乗り込み、壮絶な銃撃戦の末、妻と娘を救出。ゲインズを射殺し、第一の危機を乗り越えます。
第二幕:ドレーゼン兄弟の復讐(第14話〜第24話)
しかし、暗殺計画には第二段階が存在していました。ゲインズを雇った真の黒幕、ドレーゼン兄弟(アンドレとアレクシス)が動き出します。
2年前、ジャックはパーマー上院議員が率いる秘密委員会の指令により、コソボでセルビアの戦争犯罪人ビクター・ドレーゼンの暗殺作戦に参加していました。作戦でドレーゼンの妻と娘が巻き添えとなり死亡。生き残ったドレーゼンの息子たちが、パーマーとジャックへの復讐を企てていたのです。
さらに衝撃的な事実が判明します。ビクター・ドレーゼンは実は生きており、アメリカ政府の極秘施設に囚われていたのです。兄弟たちの真の目的は、父の救出とパーマー・ジャックへの復讐でした。
最終盤、CTU内部にもう一人の内通者がいることが判明。それはジャックが最も信頼していた同僚ニーナ・マイヤーズでした。ニーナはドレーゼン一味と通じており、ジャックを欺き続けていたのです。
ジャックはドレーゼン一味を壊滅させますが、最愛の妻テリーがニーナに射殺されるという悲劇的な結末を迎えます。午前0時、すべてが終わった後、ジャックは妻の亡骸を抱きしめながら号泣するのでした…
「24-TWENTY FOUR-」シーズン1各話あらすじ概要
第1話(午前0:00-1:00)
深夜0時過ぎ、CTUロス支局チーフ、ジャック・バウアーに非常召集がかかった。大統領候補のパーマー上院議員の暗殺計画が発覚したのだ。山場は大統領予備選の今日、24時間。最悪なことに、事件にはCTUの人間が絡んでいるらしい。
Amazon Prime videoより引用
記念すべき第1話、「24」と表示されたデジタル時計の演出が24らしく緊迫感を演出し印象的です。
家族との穏やかな時間から一転、緊急招集されるジャック。娘キムの家出、CTU内部の内通者の存在と、わずか1時間で複数の問題が同時進行していく構成に、正直最初は混乱気味でした。この先24時間、何が起きるんだろう…と圧倒される第1話でした。
第2話(午前1:00-2:00)
極秘情報を入手したウォルシュは何者かに銃撃され、ジャックに助けを求める。単身駆けつけたジャックは、暗殺事件の情報が記録されたカードキーを託される。ジャックは、密かにジェイミーに連絡を取り解析させるが、思いがけない名前が浮かび上がった……。
Amazon Prime videoより引用
上司ウォルシュがあっさり殺される展開に驚愕。重要キャラクターだから死なないだろうと完全に油断してましたが、24は違うようです。この作品が誰も安全ではないという先を予見させないドラマであることがよくわかりました。
ニーナが内通者の容疑をかけられるシーンも秀逸。後の展開を知っていると「実はこの時点で…」と思わせる伏線の巧さに唸ります。
第3話(午前2:00-3:00)
パーマー上院議員の元に驚愕のニュースが入る。数年前、娘ニコールをレイプし、事故死した青年が、実は息子キースに殺されていたというのだ。しかもその事実を、長年の友人であるジャーナリスト、モーリーンが報道するという。
Amazon Prime videoより引用
キムとジャネットが逃走を試みるも、ジャネットが車で轢かれるシーンは本当に痛々しい。理不尽さが、この作品の残酷なリアリズムを象徴していますね。
一方でジャックはニーナのキーカードアクセス記録を調べ、彼女の潔白を確認。この時のジャックの安堵した表情が、後の裏切りを思うと切ないです。
第4話(午前3:00-4:00)
以前からジャックに反感を抱いていた部下のトニーは、ウォルシュの死を隠し単独行動を取っていたジャックに不審を抱き、支部長ジョージ・メイソンに通報。メイソンはジャックの役職を解任し、支局を封鎖する。
Amazon Prime videoより引用
「娘に会いたかったら俺を助けろ」と脅す男に対し、激怒するジャック。キーファー・サザーランドの鬼気迫る演技が光ります。娘のことになると見境がなくなるジャックの特徴がよく表れています。
キムがゲインズに引き渡されるシーンも不穏で、少しずつ陰謀の輪郭が見えてくる展開にワクワクします。CTUの内部調査も進み、物語が複雑に絡み合っていく様子が見事です。
第5話(午前4:00-5:00)
行方のわからない娘たちを必死に探し回るテリーとアランは、ウエストハリウッドの路上で交通事故にあったという10代の少女が病院に運び込まれたことを知り、急いで病院へ向かう。一方ジャックは、娘が誘拐されたことを知り、警察に引き渡した男からキムの居所を聞き出すために、男の脱走を手伝ってしまう。
Amazon Prime videoより引用
警察署から容疑者を強引に連れ出すジャック。もはや完全に暴走モードです(笑)。でもこの無茶苦茶さが「24」の醍醐味。
トランクから出てきた遺体が後の展開の鍵になるという構成も見事。一見無関係に見える要素が、すべて繋がっていく脚本の緻密さに脱帽です。
第6話(午前5:00-6:00)
病院に着いたテリーとアランは、運ばれたのがジャネットであることを確認するが、彼女は意識不明だった。テリーの連絡を受けてようやく病院へ駆けつけたジャックは、キムが実は誘拐されたことを告げる。ショックを受けるテリーをなだめる間もなく、ジャックの携帯電話に犯人ゲインズの連絡が入る。
Amazon Prime videoより引用
「誰?」というジャネットの一言で明かされるアラン・ヨークの正体。このどんでん返しは本当に見事で、シーズン1のなかでも結構上位のゾクゾクした展開です。
ジャネット殺害シーンは容赦なく、テリーが完全に敵のアジトに連れ込まれてしまう絶望感。ここから先、バウアー家全員が人質という最悪の状況に陥ります。ゲインズの計画の全貌が見え始め、中盤に向けて加速していく展開に目が離せません。
第7話(午前6:00-7:00)
パーマー上院議員は、キースの事件の真相が報道されてしまう前に自ら事実を公表したいと家族を説得するが、賛同は得られない。一方、ずっと行動を共にしてきたアランが実は偽者と知ったテリーは、逃亡を試みるが失敗、アジトへ連行されてしまう。
Amazon Prime videoより引用
ゲインズから「ニーナを殺せ」と命じられたジャック。防弾ベストを着せて発砲するという機転は、まさにジャック・バウアー! 窮地でも冷静に対応策を考える姿がカッコいいです。
キーファー・サザーランドの苦悩に満ちた表情が素晴らしく、見ているこちらまで息苦しくなるような緊張感でした。ゲインズの冷酷さも際立つ回です。
第8話(午前7:00-8:00)
捜査を続けていたニーナとトニーが発見したスパイは、殺されたウォルシュが最も信頼していた部下、ジェイミーだった。ニーナたちは彼女を尋問するが、ジェイミーはかたくなに口を閉ざす。同じ頃、ゲインズのアジトで再会を果たしたテリーとキムはひとまず互いの無事を知って安心する。
Amazon Prime videoより引用
CTU内部の最初の内通者がジェイミーだったという展開。ウォルシュが信頼していた人物の裏切りは衝撃的でしたが、まあでも予想の範疇だった気もします。
ジャックがパーマー暗殺の容疑をかけられるシーンは、追い詰められるジャックの極限状態を見せる名場面。でも彼は諦めない。キムの命か、国を守る使命か。究極の選択を迫られながらも、最後は使命を選ぶジャックの覚悟が胸に刺さります。
第9話(午前8:00-9:00)
ジャックは間一髪でパーマー暗殺を阻止するが、逆に暗殺犯として拘束されてしまう。隙を見て逃亡したジャックは、通りがかかったウェイトレスを人質に取り、工事現場に身を潜める。一方、ニーナたちはCTUに仕掛けられた隠しカメラの存在をジェイミーから聞き出し、自分たちがずっと監視されていたことを知る。ジェイミーはそれきり口を閉ざし……。
Amazon Prime videoより引用
拘束されたジャックが隙を突いて脱走。もう完全に指名手配犯です(笑)
ジェイミーの自殺も衝撃的でした。真相を語らぬまま死んでしまい、内通者は本当にジェイミーだけだったのか?という疑問が残ります。後の展開を知っているとこの疑問の重要性がわかりますが、初見時は本当に先が読めませんでした。
第10話(午前9:00-10:00)
監禁中のテリーからCTUへ電話が入る。ニーナたちは逆探知を試みるが、あと一歩のところで場所が特定できない。また、今やCTUだけでなく、警察やシークレット・サービスからも追われる身となったジャックは、密かにニーナと連絡を取り、ジェイミーのPCに残されていた手がかりからテッド・コフェルという人物の存在を知る。
Amazon Prime videoより引用
駐車場で車の下に隠れながらテリーと通話するジャック。この状況下で普通に会話するテリーとのギャップが妙におかしくて、緊迫感の中にある種のユーモアすら感じます(笑)。
コフェル拘束シーンも見応えあり。ジャックの行動力とCTUの分析力が合わさって、少しずつゲインズに迫っていく展開が面白い。テリーの機転も光る回ですが、ただ少しバウアー家のメンバーがどんくさく感じてしまったり、公私混同しているように見えてしまうのは私だけでしょうか…。
第11話(午前10:00-11:00)
ゲインズのアジトでは、事件の黒幕アンドレ・ドレーゼンがテリーとキムの殺害と、アジト撤収を命じていた。それを知ったリックは、何とかキムたちを逃がそうとする。キムも彼を全面的に信頼するが……。
Amazon Prime videoより引用
コフェルが心臓発作で死亡し、ケビン・キャロル(偽アラン・ヨーク)が登場。そしてジャックの怒りが爆発。拷問シーンは本当に容赦なく、後に「24」が拷問描写で議論を呼ぶことになる原点がここにあります。
ケビンから引き出した情報で、ついに救出作戦が始まるという期待感も高まります。24話あるはずなのに、結構クライマックスに近づいているのでは?と思ってしまいました。
第12話(午前11:00-12:00)
コフェルが待ち合せていた相手ケビン・キャロルを脅し、ゲインズのアジトを聞き出したジャックは、単独で妻子救出を決行するためにアジトへ潜入、決死の銃撃戦が始まる。一方、パーマーは危険の迫ったフェラガモに身を隠すよう伝えるために電話をかけるが、逆に圧力をかけていると誤解されてしまう。パーマーは直接話そうと極秘に彼のオフィスへ向かうが……。
Amazon Prime videoより引用
ジャックが単身でアジトに突入し、テリーとキムを救出。3人が抱き合うシーンは、それまでの緊張感から解放される感動的な瞬間です。
リックの協力も心温まる展開。当初は誘拐犯だった彼が、キムへの想いから裏切りを決意するという人間ドラマも見事。森での逃走劇はハラハラしましたが、家族を守り抜こうとするジャックの必死さが伝わる名シーンの連続でした。
第13話(正午-午後1:00)
ゲインズ一味との戦いを終えたジャックは、ようやく再会したテリーとキムと共にCTUに戻る。CTUではニーナとトニーがジェイミーの母親から、ベオグラードから送金がある銀行口座の存在を聞き出していた。さらに、新たな暗殺者がロスに潜入していることも判明する。
Amazon Prime videoより引用
CTU応援部隊が到着し、ゲインズ討伐成功。ヘリコプターで脱出する家族3人の姿は、まさに前半のクライマックスにふさわしい絵面でした。
当初13話で終了予定だったため、ここで完結してもおかしくない完成度。でも物語はまだ続く…という若干急に出てきた感はありつつも、一つの区切りとしては違和感ありません。ゲインズを雇った黒幕の存在も示唆され、後半に続いていきます。
第14話(午後1:00-2:00)
テリーとキムは検査のため入院するが、付き添っていたニーナは病院で不審な人物を発見し、2人をCTUの隠れ家に移す。同じ頃、CTUに残ったジャックにはグリーンたちの尋問が続いていた。
Amazon Prime videoより引用
前半で一息ついたかと思いきや、第二の暗殺計画が判明。3人のスナイパーがパーマーとジャックを狙っているという新たな脅威に、「まだ続くのか!」という感じ。
ニーナがFBIになりすました不審者を目撃するシーンも不穏。後半は誰が敵で誰が味方なのか、さらにわからなくなっていきます。前半とは違った緊張感で、新章突入を感じさせる転換回でした。
第15話(午後2:00-3:00)
あらゆるツテを使い、尋問中のジャックに面会を果たしたパーマーは、彼も事件に巻き込まれていたことを知る。2人は、“ナイト・フォール作戦のファイルを検証するため、中南米にいるCTU相談役ロバート・エリスに連絡を取り、任務の目的だったヴィクター・ドレーゼン殺害時に彼の妻と娘が巻き添えになっていたことを初めて聞く。
Amazon Prime videoより引用
ジャックとパーマーが初めて対面。お互いの立場を理解し、信頼関係を築いていく過程がシーズン2以降の関係性にもつながっていきます。二人の会話から明らかになる「オペレーション・ナイトフォール」の真相。
復讐劇という新たな動機が明かされ、パーマーの決断力とジャックの決意が噛み合う、重要なターニングポイントです。
第16話(午後3:00-4:00)
暗殺計画の第3の実行犯アレクシスはヴィクター・ドレーゼンの息子であることが発覚、そして彼がパーマーの選挙スタッフ、エリザベス・ナッシュと関係を持っていることも明らかになる。ジャックは作戦のため、エリザベスに協力を要請する。
Amazon Prime videoより引用
キムが乗った車が崖から落ち、爆発。それを目撃したテリーがショックで記憶喪失に…。この展開は賛否両論ありそうですが、母親の極限の精神状態を描く手法としては効果的かと思います。
アレクシス・ドレーゼンとエリザベスの関係も明らかになり、敵側の人間関係も複雑化。選挙スタッフ内部にも敵が潜んでいたという展開で、誰も信用できない疑心暗鬼の世界がさらに広がります。
第17話(午後4:00-5:00)
エリザベスの予期せぬ行動によってジャックの作戦は失敗、アレクシスは重傷を負う。しかし、同時にジャックは、新たな手がかりを握ると思われる人物に会うチャンスを得る。一方、事故のショックで記憶喪失に陥ったテリーは、かつての知り合いである外科医フィル・パースローと再会する。
Amazon Prime videoより引用
アレクシスの財布に発信器を仕込む作戦。エリザベスの動揺が痛々しく、最後にアレクシスを刺してしまうという予想外の展開に。恋人が実はテロリストだったと知った時の絶望感がよく表現されていました。
計画が失敗しかけるものの、ジャックはアレクシス宛ての電話に賭ける。常に次の手を考えるジャックの機転が光る回です。その対比で、テリーの極度に医者を嫌悪するポンコツ具合が若干みている視聴者をイライラさせる感じもありました。
第18話(午後5:00-6:00)
アレクシスのふりをしたジャックは、ニーナたちと協力して新たな手がかりを入手する。一方、パーマーはスキャンダルを自ら公表する決意を再び固めるが、妻シェリーだけは強く反対し、証拠のテープを破棄してしまう。これによって夫婦の溝は決定的なものになる。
Amazon Prime videoより引用
ジャックがアレクシスになりすまして接触する大胆な作戦。ジャックを毛嫌いするCTUエージェントが暴走して相手を射殺してしまうという…そこは仕事として取り組めよという感情移入できない感じでした。
停電計画という新たな手がかりを得て、ソーガスという場所に辿り着く。一方、記憶喪失のテリーが自宅に戻ろうとする危険な状況も並行して描かれ、複数の危機が同時進行する「24」らしさが発揮されています。
第19話(午後6:00-7:00)
ようやく得た情報によって、サーガスという町に向かったジャックとメイソンは手がかりとなる変電設備を発見するが、そこにあるはずの建物はどこにも存在しなかった。一方、フィルに送られて自宅に戻ったテリーを新たな刺客が襲う。しかし、際どいところで現れたトニーに救われ、同時に記憶も取り戻す。同じ頃、キムはリックの家にいた麻薬不法所持者たちとともに警察に連行されてしまう。
Amazon Prime videoより引用
テリーを襲った暗殺者をトニーが撃退。テリーも記憶を取り戻し、キムのことを思い出し、感動的なシーン。
ジャックがソーガスに到着するも、そこは何もない平原。偵察機が低空飛行している不可解な状況から、何か重大な施設があることを予感させます。次話への期待感を高める演出でした。
第20話(午後7:00-8:00)
建物を発見できないメイソンは撤収命令を出すが、ジャックは無視、日暮れの荒野を探し続け、ついに地下にある政府の極秘収容所を発見する。そこの所長マーク・デサルボは、今からある囚人が護送されてくることをジャックに教える。アンドレたちの狙いはその囚人だった。一方、ついに自分の家族のスキャンダルを公表したパーマーだったが、意外にも有権者の反応は同情的なものだった。
Amazon Prime videoより引用
極秘収容所に移送されてきた囚人がビクター・ドレーゼン本人だったという衝撃。ジャックの「2年前に俺が殺した男だ」という台詞とその表情が、驚愕と恐怖を完璧に表現していました。
デニス・ホッパーの登場も豪華。シーズン最大の黒幕がついに姿を現すという盛り上がり。施設が襲撃される緊迫感も素晴らしく、後半に向けて一気に加速する展開に釘付けでした。
第21話(午後8:00-9:00)
地下の秘密収容所に護送されてきた囚人とは、2年前の“ナイト・フォール作戦でジャックたちが殺害したはずのヴィクター・ドレーゼンだった。アンドレたちは父親を救出するために収容所を襲撃、そこにいたジャックも捕らえられてしまう。ヴィクターはジャックを人質に取引をしようとするが、逆に、ジャックはアレクシスが手の内にあることを告げる。
Amazon Prime videoより引用
ジャックがアンドレに捕まり、殺されそうになる絶体絶命の状況。でもアレクシスとの身柄交換という交渉材料を持ち出す機転。ここまでか…と見てる側が諦めそうになっても、生き延びる術を見つけるジャックの頭脳プレーが光ります。
第22話(午後9:00-10:00)
ヴィクターはジャックとアレクシスの身柄交換を要求するが、メイソンは自分に権限がないと拒否する。状況に業を煮やしたニーナはパーマーに連絡をとり事情を説明する。パーマーはメイソンに圧力をかけて交渉は成立、ジャックは解放される。しかし、実はキムを拉致していたのはヴィクターだった。彼はジャックに新たな要求を突きつける。
Amazon Prime videoより引用
せっかく救出されたキムが再び誘拐されてしまうという絶望的展開。いや、何回誘拐されるねんwww
ニーナがテリーの協力を求めるシーンは、後の展開を知っていると本当に恐ろしい。この時点で既にニーナは裏切り者なのに、巧みにテリーを利用しているという二重の緊張感。視聴者だけが知っている真実がもどかしく、ハラハラが止まりません。
第23話(午後10:00-11:00)
ジャックは手渡された携帯電話を使ってのアンドレの指示に従い、パーマーの選挙事務所があるホテルを訪ねる。そして、指示どおりパーマーに携帯電話を手渡すが、実は、その携帯電話には爆弾が仕掛けられていた。ジャックの機転でパーマーの命は再び救われる。しかし、ジャックはマスコミにパーマーが死亡したと報道させて、キム奪還のチャンスを狙うことにする。
Amazon Prime videoより引用
パーマーの死が偽装され、ドレーゼンを欺く作戦。一方でキムが看守を火傷させて脱出に成功する機転も素晴らしい。バウアー家の遺伝子、強すぎる(笑)
そしてニーナが真の内通者として正体を現すという、シーズン最大の衝撃。初見時は本当に驚愕しました。ジャックが最も信頼していた相手が、実は一日中裏切り続けていたという絶望感。サラ・クラークの二面性を見事に演じ分けた演技も素晴らしかったです。裏切った後の表情の怖さが印象的です。
第24話(午後11:00-午前0:00)
ジャックが約束通り港に着くと、意外なことにヴィクターたちはすでにパーマーが生きていることを知っていた。驚愕したジャックは、CTU内部にジェイミー以外のスパイもいることに気づき、ニーナに知らせる。しかし、ニーナはさらに衝撃的な事実を語るのだった……。
Amazon Prime videoより引用
ジャックがドレーゼン一味を壊滅させるアクションシーンは圧巻。父と息子たちを次々と倒していく姿は、まさにジャック・バウアーの本領発揮です。
でも勝利の後に待っていたのは、最愛の妻テリーの死。ニーナに射殺されたテリーを抱きしめ、号泣するジャックのシーンは、感情移入してしまいそうです。
暗殺計画を阻止し、国を救ったジャック。でも最も大切な人を失ってしまった。英雄の勝利が最も悲しい敗北でもあるという、ハッピーエンドを許さない「24」の姿勢。
最後、デジタル時計が午前0時を指し、音もなくカウントされていく演出も秀逸でした。通常なら「ピッピッピッ」という時計の音があるのに、最終話だけ無音。すべてが終わった静寂と喪失感を完璧に表現していました。
「24-TWENTY FOUR-」シーズン1の見どころ&感想
リアルタイム形式の緊張感
1話=1時間という進行なので、ジャックと同じ時間軸で物語が進んでいくのを追体験できる、緊張感をリアルタイムで経験できるのが、やはり一番の見どころではないかなと思います。24 Fandom Wikiによると、こうした手法は当時のテレビドラマとしては前例がなかったようで、視聴者に息をつく暇を与えない緊迫感を生み出すことに成功しました。
予測不可能な展開と衝撃の結末
当時のテレビドラマの常識を覆し、主要キャラクターでも容赦なく死亡させるという展開は大きな衝撃を与えました。序盤から、キーパーソンだろうと思われたキャラクターもあっけなく敵キャラに殺害されていきます。
主要処では、テリー・バウアー。TV Guideによって「テレビ史上2番目に衝撃的な死」に選ばれています。
制作陣は当初、テリーが生存する結末も撮影していましたが、最終的により現実的で衝撃的な結末を選択しました。この決断が「24」というドラマの特徴を決定づけたと言えるでしょう。
【まとめ】海外ドラマ史に残る「24」シーズン1
「24-TWENTY FOUR-」シーズン1は、革新的なリアルタイム形式、予測不可能な展開、CTU内外の人間模様と政治的な駆け引きなど絶妙な融合により、海外ドラマの新時代を切り開きました。
キーファー・サザーランドは本作でゴールデングローブ賞ドラマ部門主演男優賞を受賞し、シリーズ全体でエミー賞など数々の賞を受賞。デニス・ヘイスバート演じるパーマー上院議員は、後のバラク・オバマ大統領の当選をも彷彿とさせます。
「24」の世界をより深く楽しんでいただけるように、今後もシーズン2や各話の詳細解説記事も後悔できればと思います。

